皆様がよく聞く【好転反応】についてご説明させていただきます。好転反応とは、施術の効果により症状が良い方向へ変化している過程で起こる一時的な体の不調の事です。
「整体」によって、今ままでの体の状態から変化するため、体が驚いている状態とも言えます。ただ、好転反応と言っても毎回施術するたびに体が不調を訴えていては患者さんも耐えられません。確かに整体もそうですが、物理療法、マッサージ、投薬もそうですが毎回毎回、好転反応という名の不調でないか?はしっかりと見極める必要があります。もしかしたら体を痛めつけてるだけになっているかもしれません。施術後の不調を全て好転反応と片付けてしまうのはとても危険です。
では、具体的に好転反応とはどのような状態になるのかを説明させていただきます。よくある状態が「体のダルさ」「痛みの増強」「眠気」などが挙げられます。当院では筋膜の施術をする際にさらに深部の筋膜へ短時間でアプローチする際に内臓の調整頭蓋骨の調整をします。(直接内臓、頭蓋骨を揉むとかではありませんのでご安心ください!)これら内臓、頭蓋骨の調整は筋膜の調整よりも深い部分の施術になるため、中には体のダルさ、痛み、眠気が起こる患者さんもいらっしゃいます。これは滞っていた血液やリンパ液の流れを活性化させたり、自律神経バランスをコントロールしたり、より深層の組織を緩めるため好転反応が起こりやすかったりします。ここで注意すべきは強圧の親指や肘でグリグリマッサージを受けた後のいわゆる「揉み返し」とは好転反応とは全く別である事です。強圧のマッサージはその場での”やられた感”はありますが、実際の症状の改善という観点では疑問です。筋肉を強く押して症状が改善する腰痛はありません。